レオナルドです!
本記事はこんな方にオススメ
★今の仕事に不満を持ちながらも我慢をしている方
★年功序列での雇用制度に疑問と不安を抱いている方
この記事によって分かること
★今後の人材雇用の変化
★変化する次代の中で楽しく生き残る方法
先に、レオナルド的ザックリ結論を書くと
「株式会社俺」の時価総額を最大化するために、最適なタグの掛け合わせで希少価値・市場価値を高め、年功序列からジョブ型雇用市場への変化の波にうまく乗り、個人と会社が対等な立場の世界で楽しく生き抜こう!!!
といったところでしょうか。
はい!今回のざっくり結論はこれまでにも増して意味不明ですねwww
それでは、早速要約パートへ行きましょう!
最後に本書で出てくるタグ付けを、レオナルドに適応しみたパートもあるので、是非最後までお付き合いください。
はじめに~キャリアの常識が180度変わった
一昔前、「転職はトレードオフ」「何か不満があっても我慢するのが仕事」といった考えが主流の考えで、これが転職1.0の時代。
この考えが主流であった大きな原因は、かつての日本は会社が一生守ってくれるのが当たり前だったため、個人よりも会社の立場が強く、個人は会社のために尽くすものとされてました。
どのようなキャリアを積んでいくかという「個人のキャリア形成」さえも会社が握っていて、自分でキャリアが決められないわけですから、何か会社に不満があっても我慢して働かざるを得なかったのです。
一方、新時代では終身雇用の崩壊により、今会社があなたを一生守る事はありません。
そこに労働人口の減少も相まって、個人と会社の立場は逆転。
会社に握られていたキャリアの意思決定権は個人のもとに戻り、自分次第でキャリアも働き方も選べる時代になったのです。
結果、誰もが望みの通りのキャリアを手に入れることができる時代。
これが転職2.0の時代。
といった感じの内容で本書は始まります。
勝手ながらここまでを、一般社会人のレオナルドが感じている最近の時代の変動を考慮して、補足すると↓
一昔前まで、「転職1.0の時代」は、社員の大多数が会社の指示に従っているだけで会社として利益が出せていた。
なので、会社は会社の指示に従ってくれる社員で且つ、企業風土に合う波風立てない人材が必要であった。
結果、終身雇用制度がもっとも適していた。
しかし、
現在、「転職2.0の時代」は、社員の大多数が会社の指示に従っているだけでは会社として利益がでなくなってきた。
利益がなくては終身雇用制度は保てない。
結果、会社は自分で考えて利益が出せる有能な人材が必要となり、相対的に会社に対する忠誠心だけを強みとしていた社員の必要性が低下。
個人と会社の立場は逆転というよりは、終身雇用制度は保てなくなったことで、”有能”な個人と会社の立場が逆転し、誰もが”有能”になることで望みの通りのキャリアを手に入れることができる時代。
これが転職2.0の時代。
というのがレオナルドの考えです。
そして”有能”な状態が本書で語られる”市場価値が高い”状態であり、個人の市場価値を高めて望みの通りのキャリアを手に入れていこう!
そして、市場価値を高める手段として転職を捉えよう!
これが、転職2.0の考え方の1つなのだと思います。
今までの転職(1.0)と、これからの転職(2.0)の違いを図にすると以下のような感じになります。
項目 | 転職1.0 | 転職2.0 |
目的 | 1回の転職成功(転職=目的) | 自己の市場価値最大化(転職=手段) |
行動 | 情報収集 | タグ付けと発信 |
考え方 | スキル思考 | ポジション思考 |
価値基準 | 会社で仕事を選ぶ | シナジーで仕事を選ぶ |
人間関係 | 人脈づくり(狭く深く) | ネットワーク(広くゆるく) |
ということで以下でこの5項目の中の「目的」「行動」「考え方」についてざっくり要約します。
っとその前に1つ気になった表現があったので紹介させてください!
その表現は「株式会社俺」という表現です!
自分の市場価値最大化を考えたときに、自分を株式会社として捉え、「株式会社俺」を経営し、企業価値を最大化するように運営していくといった表現があります。
このイメージがあると自分という資本を客観的に俯瞰できていいなと思いました!
といったところで、それぞれ項目についてざっくり見ていきましょう!
キーコンセプト(1)転職の目的 転職は自分の市場価値を高める「手段」と考える
転職2.0:転職を「自己の市場価値最大化のための手段」と考える
転職1.0時代、人々が会社ありきで働いてた時代では、転職における最大の関心事は良い会社に転職できるかどうかでした。大事なのは一回の転職で成功することであり幸せな人生を送る上で、転職は目的化していました。
しかし、今は人生100年時代であり人、会社も終身雇用が難しくなってきている中、転職は目的ではなく、「株式会社俺」の市場価値を上げる手段であるとのこと。
ここで大事なことが、「ある期間に成し遂げたいこと」を明確にする事とのこと。
要するに、転職してどういった期間で、どういった成果を上げて、どういった成長やスキルを手に入れて、「株式会社俺」の市場価値を向上していくのか意識することが大事なのだと思います。
確かに、同じ会社で、今の仕事をある程度習得し、次のステップに行きたいってなっても、人が動いてポストが空いたりしないと、異動ってなかなか個人の思ったタイミングで動きませんよね。
その中で、転職を手段としたとき、次の会社でどのくらいでどんなスキルを手に入れたいと明確にすれば、それができる会社を探して転職。
希望が叶ったら、次に欲しいスキル・経験を求めてまた転職といった形で、「株式会社俺」の市場価値を最短で最大化していくことが、これからの世界で楽しく生き抜く方法なのかもしれませんね。
キーコンセプト(2)転職に向けた行動 「タグ付け」で自分の希少価値を高める
転職2.0:「タグ付けと発信」をする
転職1.0時代、重視されていたのは情報収集です。
ここでいう情報とは、いわゆる転職サイトや転職エージェントから得られる情報です。
これらの情報は一昔前に比べ、情報の内容が向上していて、そういった情報をチェックすることは現在でも無意味ではありません。
ただ、今現在その会社で働いている人から得られる一次情報よりも正確性や質の面で劣るのは否めません。
間接情報にはそもそも何らかの外部バイアスがかかっていると見るべきであるとのこと。
それに対し、転職2.0で重視されるのが「タグ付け」と「発信」です。
このタグが市場価値を高めるための軸となるからです。
ここで言うタグとはインスタとかでの投稿につけるハッシュタグといった文脈で日常に使っている言葉と同じ意味です。
「タグ付け」とは一言で言えば、働く個人にタグをつけるということで、個人を想起させるためのフックとなるキーワードをつけるイメージとのこと。
TwitterやInstagramの投稿にハッシュタグがつくことで、あるカテゴリの情報が横串で検索できるようになります。
それと同時に個人にタグを付ければ、自分以外の人から認知してもらいやすくなります。
分りやすいように、具体的なロールモデルをもとに解説すると。
ここでタグは大きく分けて、「ポジション(役割)」、「スキル」、「業種」、「経験」、「コンピテンシー」のくくりで分類が可能です。
Aさんの場合、法人営業というポジションに紐付くタグは、非常にわかりやすくて強いタグだといえます。
営業スキルとして、テレアポやインサイドセールスが得意であれば「テレアポスキル」、「インサイドセールススキル」と言うタグも成立します。
業界のタグで言えば「自動車業界」が考えられます。
経験としては「中小企業相手」がタグになります。ここで、1年でチームの売り上げを3倍に伸ばしたなどの実績があればそれも経験に基づくタグとなり得ます。
最後にコンピテンシーです。
レオナルドはコンピテンシーって言葉、最近ちょくちょく見るし重要視されていますが、あんまり分かってなかったです。Www
コンピテンシーとは良いパフォーマーに共通して見られる行動特性のこととのこと。
例えば、コミニケーション能力、誠実性、主体性、チームワークなどもこれにあたるとのこと。
市場価値はこのタグの掛け合わせで考えますAさんの場合「法人営業」×「インサイドセールススキル」×「自動車業界」×「中小企業相手」× 「コンピテンシーの中の何か」×etc…のようになって、掛ける項目が多くて一つ一つの項目が強いと、高い市場価値となる感じでしょうか。
後、掛け算の項目が多くなればなるほど、市場においての希少性も上がっていくと考えられますね!
そして、発信については手に入れたタグを発信することで、企業から逆に見つけてもらうといった事ができる時代になってきているとのこと。
そうすることで、転職1.0時代での一次情報だけでの転職で起こっていた、入社後のミスマッチを防げるとのこと。
「発信」の部分は少し難易度が高く、よりフリーランスよりの話だと思います。
ただ、そういったいわば、個人がヘッドハンティングされるといったことが、もっと一般的になる時代がすぐに来そうな気もしますよね。
そのためにも、この「発信」といったことも意識しながら「タグ付け」を頑張っていきたいと思う今日この頃です。
レオナルドもタグを整理してみたので、後で載せます!
キーコンセプト(3)考え方 目指すポジションから逆算してキャリアを考える
転職2.0:「ポジション思考」(目指すポジションが先にあり、そのためのスキルを得たり、そのための会社に転職したりする思考)で考える
世の中で転職を考えている人の中には、闇雲にスキルをつけてキャリアアップをしている人がいます。
やる気だけを原動力にとりあえず英会話スクールに通ってみたち、社会人大学大学院に通ってみたりするようなパターンです。
もちろん、英語を習得したりMBAを取得したりすることには大きな意味があります。
しかし、目的がなく行動するのは問題があります。
わかりやすく極端な例をあげれば、国内に閉じている業種業界でのキャリアアップを狙う場合、英語ができてもあまり有利にはなりません。
ただ闇雲にスキルを身に付けても結局自分の市場価値はあまり上がらず、望み通りの転職ができないと言うことになりかねないとの事です。
それはそうですよね。
スキルアップをするにしても、何を目的としてスキルアップに時間を費やすのかが重要って事ですね。
「努力をすれば報われる」ではなく「正しい努力をすれば報われる」といったところでしょうか。
でも、そんな中なぜ闇雲なスキルアップが散見されるのでしょうか?
筆者的には日本の会社でよく聞く「総合職」が原因だということです。
なぜかというと、みなさん「総合職」と聞くとどんな仕事を思い浮かべますか?
おそらくこうだと思います↓
実際その通りの状況が、多くの日本企業の状態だと思います。
ってなった時に、課題遂行能力や職務遂行能力って評価しずらいんですよね。
で結局、年功序列評価になるんですね。
でも、前述のとおり年功序列は崩壊を迎えています。
総合職での雇用ではなくて、今後はジョブ型雇用にシフトしていくとのことです。
アメリカではまさにジョブ型雇用で、これは筆者だけでなく多くの有識者がこの流れを予測していて、トレンドにもなってますね。
そのジョブ型雇用の世界で必要になってくるのがポジション思考とのこと。
ポジション=役割ではなく、自分が付加価値を生むことができる領域といったところでしょうか?
そのポジションに必要なスキルを考え、手に入れるために転職を手段として使うといった思考が重要なのだと思います。
転職2.0にはあとキーコンセプトが2つ、「価値基準」「人間関係」があるので、気になる方は本書を手に取ってみてください!
ホワイト企業勤務、好奇心旺盛リーマンがタグ付けやってみた!
ということでね、自分でタグ付けやってみましたwww
レオナルドタグ付け!2021年11月現在!
生産管理
★スキル
簿記2級、基本情報技術者、宅建、管理業務主任者、中小企業診断士(一次試験全科目合格者)、Excel VBA、Access VBA、SQL、財務、統計、ここに英語が入るのが目標
★業種
製造、化学、化粧品業界
★経験
リーダー、工数削減、外注管理、原材料購買、輸出、プログラミングを使用した業務効率化、基幹システム作成、予算関連、在庫管理、原材料代替管理、社会人までの経験も入れれるのかな?
★コンピテンシー
コミュニケーション能力、継続力、問題解決能力、情報収集、成長意欲、状況把握、問題分析、影響力、改善思考、進捗管理、計画力、主体性
はい!完成!
さすがの欲張り度合いですねwww
で、どうやらこれを職務経歴書にも載せれるみたいですね。
コンピテンシーについてもそうですが、タグ付けのhow to が本書の巻末の載っているので、職務経歴書作成で困ってる方にとってはとても参考になると思います。
まとめ
本書では、この激動の現代で我慢せずに楽しく過ごす方法のヒントをもらえた感じですね!
その中でレオナルドが感じたことは、年功序列が崩壊してジョブ型雇用が主流になると付加価値を提供できる能力やスキル、経験が価値を持つ事で、圧倒的能力主義社会になっていくのかなと。
んでもって、「市場価値の高い」個人と会社が対等となり、「市場価値の高い」個人には行動次第で誰でもなることができるので、誰もが望みの通りのキャリアを手に入れることができる時代ということだと思います。
なので、本書では「市場価値の高い」個人になるための「正しい」努力は当然する前提での話になっていると思います。
本書では他にも、「年度末に職務経歴書更新しよう!」とか「有価証券報告書はとても大事」とか「今ホットな業種」とか「ベンチャーキャピタルについて」とか「プログラミング思考の重要性」などなど、とても気になること目白押しなので気になる方は是非本書を手に取ってみてください!!!
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました!
ではまた!
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