【書評・要約】ムダにならない勉強法~勉強にお悩みの方に超オススメ!~

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トゥットゥルー♪

 

こにゃにゃちはレオナルドです!

 

本記事はこんな方にオススメ

 

・アウトプットお化け精神科医・樺沢紫苑さん著「ムダにならない勉強法」の内容、要約が知りたい方
・仕事関係の事や資格・自己啓発の勉強をしているが、なかなか頭に定着せずお悩みの方
・勉強が続かない方
・勉強の重要性に気付いたが、今から始めても遅いと思い行動に移せない方

 

この記事によって分かること

 

・「ムダにならない勉強法」の内容
・大人が勉強によって得られること
・効率的な勉強方法
・勉強を楽しみながら継続できる方法

 

ざっくり結論

 

先にleonardo的ざっくり結論を書くと

 

「新しい知識を入れることは楽しいことである。それを理解することで継続して勉強できるようになり、飛躍的に自己成長できる。その結果、承認欲求や自己実現欲求が満たされ人生がハッピーになる!」

 

といったところだと思います。

 

また、時代の流れが速い現在、個人の能力・スキルの重要性が再認識されていますね。個人で生きていけるスキルに自信があればあるほど、会社などの団体にいても、変に周りに気をせずに、制約を受けずに堂々と行動することができます。バックボーンがあるので大胆な行動ができるのですね。

 

ただバックボーンになるような個人のスキルなんてみんながみんな手に入れられるものではありません。みんな持ってるなら価値は薄れますからね。

 

では、私たち一般人が個人のスキルを高めていくには何が必要かというと「継続的な勉強」で大半は片が付くと思います。超人的な身体能力をもってサッカーで世界を目指すよりは、何でもいいので継続的に勉強する方がよっぽど現実的です。

 

なのにこれがなかなかできないんですねーーー。(´;ω;`)

 

ただ、この記事にたどり着いている方は勉強したいと思って、でも続かない、結果にならないから悩んでいるのだと思います。

 

継続して勉強できればそりゃ成長するでしょ!それはわかってるんだけどできないんだよ!と思っているそこのあなたにお届けしたい本が、本書「ムダにならない勉強法」です。本書で語られている、勉強することで起こる変化、勉強を楽しくする方法から、承認欲求や自己実現欲求が満たされるといったところまでザックリ説明していきましょう。

 

大人が勉強で得られること

あなたの人生で大切なものは何でしょうか?

「健康」「お金」「人(つながり、家族)」「自己成長・自己実現」

あたりの回答が多いと思います。

本書冒頭では勉強することで、これらすべて手に入れることができると語られています。

このメリットを体験できている人は勉強したくてしょうがなくなるとのこと。

確かに目に見えて結果になっていれば勉強しないと損!くらいの気持ちになるのかもしれませんね。

勉強の第一歩は勉強法を勉強すること~「勉強法勉強法」とは?

 

多くの人は、大人が勉強するこに、少なからず意味があることは理解していると思います。

しかし、社会人の1日の平均勉強時間は6分とデータが出ています。

これは一部の社会人しか勉強していないということを示しています。

勉強するこに意味があると理解していてほとんどの社会人が勉強しないのはなぜなのでしょうか?

それは、勉強した時間に対してのリターンが見合わないと感じている人が多いからだと思います。

例えば、平均300時間の勉強で取得できる資格があるとします。

その資格を取得するのに勉強時間が半分の150時間で取得できる人と、平均の300時間かけても取得できない人、どちらが継続的に勉強を続けていけるでしょうか?

間違いなく平均の半分の時間で結果がを得られた方です。半分の勉強時間で結果が出た人は、おそらくこのように考えるでしょう「平均の倍のスピードで知識を取得することができる。それは資格勉強に限ったことじゃないんじゃない?これは勉強続けたらお得じゃん!」って。

逆に平均の300時間かけても結果が出なかった方は、この300時間はなんだったんだろうか?ただの時間の浪費になってしまったと感じるでしょう。

実際、知識の習得スピードが速い人はいますが、普通の人と一体何が違うのでしょうか?

大半の人が、「生まれつき頭がいいから」、「勉強してきた人はこれまでの知識の貯金があるから」といった回答が多いのかなと思います。

しかし、本書では

「才能」というものは存在しない。「才能」というものは単なる結果であり、結果を出せなかった人間が自己を正当化し、自分を慰めるために使う言い訳が「才能」である。

と語られています。

これはかなり刺さりますね。。。確かにその通りだと思います。。。

ではどうして知識の習得に大幅な個人差があるのでしょうか?

その原因の一つが、勉強法を理解しているかどうかだと語られています。

筆者は学生の頃塾講師のアルバイトをしてたそうなのですが、その時に実体験で感じたことがあるそうです。

それは、成績の良い子と悪い子の違いは元々学習能力に差があるのではなく、効率的な勉強法に気付けているかいないかだということだそうです。

勉強法に気付いている子は、結果が出る→勉強が楽しくなる→さらに勉強する→成績が良くなる、といった良い循環に入っているとのこと

逆に、成績の悪い子は効率的な勉強法に気付いていないので、闇雲に勉強する→結果が出ない→勉強が苦痛→勉強が嫌いになる→嫌いな勉強しようとしても「やらされ感」の中で勉強するので集中力が続かない、といった悪循環になってしまっているとのこと。

そういった経験から、子供の成績が悪いのは、生まれつきの頭の良さなど全く関係ない話で、「勉強法を知らない」事が、結果の差の最大の原因であるという結論にたどり着いたと語られています。

私も教える立場を経験したことがあるので、このことはとても同感できます。

うまくいかないなりにも勉強続けた結果、勉強法に気付いた瞬間みるみる成績が良くなる子供を何人も見たことがあります。

ということは闇雲に努力する事が重要なのではなく、いかに早く効率的な勉強法に気付けるかが重要になっていきます。

その方法が本書で語られている「勉強法勉強法」です。

 

勉強の第一歩は、勉強を学ぶことです。つまり「勉強法勉強法」こそが勉強のスタート。勉強を始める前に、結果の9割は決まるのです。

 

「勉強法勉強法」の本筋は、効率的に学習し結果を出すことで、勉強を楽しみ、習慣化するということ。

では、なぜ勉強を習慣化し結果を出し続けている人は、効率的に学習し勉強を楽しむことができるのでしょうか?

勉強を楽しむことで習慣化する方法

本書では勉強を楽しむ方法の1つとして、脳科学からのアプローチでの勉強を楽しむ方法、「脳楽勉強法」という方法が紹介されています。

ドーパミンは、「楽しい」時に分泌される幸福物質として知られていますが、集中力を高め、記憶力を高め、学習効率を大幅にアップさせる「学習物質」でもあるとのこと。

一方、「辛い」時はコルチゾールが分泌されます。コルチゾールが分泌されると、海馬の機能が低下し記憶力は悪くなります。

著者は「楽しい」はアクセル、「辛いは」ブレーキと例えています。

よって、楽しみながら勉強ができれば、ドーパミンが分泌され、脳は集中力、記憶力を高め、「学習」に対してアクセルを踏みます。

逆にイヤイヤ勉強をすれば、コルチゾールが分泌され海馬の働きは低下し、記憶力が低くなる。脳にブレーキをかけるとのこと。

なので、勉強を楽しむ→ドーパミン分泌→学習効率アップ→結果がでる→楽しくなりさらに勉強する→習慣化する、といった好循環が起きます。

脳を楽しませることで圧倒的な結果が得られる。これが、「脳楽勉強法」とのことです。

それでは、脳楽勉強法は具体的にはどのような方法があるのでしょうか?

本書で紹介されている方法を3つ簡単に紹介します。

ちょい難勉強法

実力に比べて「ちょい難」のものを選ぶ。そうすることによって、学びは最大化するとのこと。

これはロールプレイングゲームに例えることができます。ボスを倒す時、もう少しで倒せそうなのに、ぎりぎり倒せないボスに出くわした時、ボスの行動パターンを分析したり、レベル上げしたりしますよね?

この作業って傍から見れば苦行になります。でも本人は楽しくて仕方がないのです。これはドーパミンが出ているからです。これは勉強でも同じということですね。

コツコツ勉強法

毎日コツコツやることでドーパミンが分泌されやすくなるとのこと。

ちょい難勉強法で勉強が楽しいと思える→勉強が続く→さらにドーパミンが分泌されやすくなる。

といったところでしょうか。

レコーディング勉強法

ダイエットでもそうですがちょっとでも成果が数値として見えると嬉しいものです。これは脳が喜んでいるからで、脳へのご褒美になるとのこと。この成果が見えるようにするためにレコーディングする、記録する、これがレコーディング勉強法です。

こうした「数値の変化」「微細な成果」「ちょっとした結果」でも、脳は「ご褒美」と捉えて、ドーパミンを分泌します。結果として、モチベーションが補充されるとのこと。

アウトプットの重要性

また、本書ではアウトプットの重要性についても語られています。

インプットする際はアウトプットすることを見据えてインプットを行い、インプットとアウトプットの時間割合は黄金比の3:7がベスト。そのうえでアウトプットして初めて現実世界を変えることができる!とのことで、インプットするだけよりもアウトプットすることが大事でその効果が絶大である説明がなされています。

樺沢先生のアウトプットについての集大成「アウトプット大全」についての別記事がありますので、詳しく知りたい方は是非参考にしてください。

 

 

まとめ

勉強しているが結果が見えず続かない、何から手を付けていいかわからないと悩んでいる方にオススメの本です。

勉強することは脳科学的に考えても、人間の好奇心から考えても楽しいことで、それに気づければ勉強が習慣化され、現実が変わり、承認欲求や自己実現欲求が満たされ幸せになれる、といった内容が本筋の本書では今回紹介した以外にもたくさんの勉強法が紹介されています。

もっと詳しく知りたい方は、是非本書で理解を深めてみてください。勉強する前の参考書として間違いない1冊になるはずです。




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