こんにちはレオナルドです!
本記事はこんな方にオススメ
この記事によって分かること
本書は日本版「金持ち父さん、貧乏父さん」とも言われていて結構有名だったりしますね!
先にレオナルド的ザックリ結論というか本書に書かれている結論は
少数の人しか知らない制度の歪みから構造的に発生する「幸運」を見つけ、人生を最適化し、何にも依存しなくていい程の資産を築き、何にも束縛されない真に自由な人生を生きよう!!!
です!!!
はい、いつもの通り言いたいことは分かるけどどうやってやねん!ってなるやつですねwww
それでは詳細いってみましょう!!!
★人生を最適設計する資産運用の知識~世界に一つしかないお金持ちの方程式
本書ではまず、世界に一つしかないお金持ちの方程式として下記の式が紹介されています。
資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
過去記事紹介した両学長の本「お金の大学」には
お金が貯まる量=収入-支出という式がありましたが、イコールと考えていいと思います。
資産運用から得られる収入を分けるか分けないかだけですね!
で、この
資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
の式から考えて資産形成を早く多く築くには
の3つをするしかないのです。
本書ではこれらの項目についていくつかルールや常識、法則が書かれているのですが、その中でも
世界にひとつしかないお金持ちの方程式
ルール④
「収入を増やす確実な方法は働き手を増やすこと」
と
世界にひとつしかないお金持ちの方程式
ルール⑤
「他人への投資と自分への投資を天秤にかけよう」
そして、
誰も知らない資産運用の常識
常識⑥
「資産運用の専門家は資産運用理論を無視している」
について紹介したいと思います!
世界にひとつしかないお金持ちの方程式ルール④「収入を増やす確実な方法は働き手を増やすこと」
もし結婚しているのなら家計の収入を増やす最も確実な方法は共働きをすることとのこと。
家族の中の労働人口を増やせば、人数に比例して家計の収入が増えていくという考え方ですね。
平均的な子供のいるサラリーマン家庭では毎年100万円を積み立てるのが精一杯で、この資金を年3%で運用すれば10年で1150万円になります。
ところが共働きで仕事を始めて年300万円積み立てることができれば、資産は10年で約3400万に増えます。
どちらかが出世して年に500万円積み立てることができるようになれば、10年で約6000万の資産ができますから、これでほぼ経済的独立を達成することができます。
最近はやりのFIRE(Financial Independence, Retire Early)経済的自立と早期リタイアが見えてくるということですね!
世界1居住費の高い国で一人暮らしをしたり、世界一人件費の高い社会で専業主婦を養うことは究極の贅沢とのこと。
日本のサラリーマンの生涯年収は3億~4億とされていますから、本書では専業主婦になるのは3億をドブに捨てるのと同じことと表現されています。
なかなか毒舌ですけど、ぐぅの音も出ませんねwww
世界にひとつしかないお金持ちの方程式ルール⑤他人への投資と自分への投資を天秤にかけよう
一般に投資というのは自分の資産を株式や債券など金融商品の購入に充てることです。
なぜこんなことをするかというと、投資した先の会社の経営者や労働者が代わり稼いでくれることを期待するからです。
これがお金に働いてもらうというやつですね。
それに対して最大の資産は「自分自身の能力」だという考え方があります。
仮に1年間働いて500万円の収入を得るとします市中金利を1%として資産運用で500万円の利益を得るには5億円の元本が必要です。
自身の能力を一種の株式と考えればその価値は5億ということになります。
この巨額の資産人的資本からすれば、数百万円の金融資産など問題にもなりません。
すべきことは5億円の人的資本を10億円20億円と増やしていくことで、これを経済学の用語で人的資本への投資と言うそうです。
資産運用の初期においては金融資産に投資するよりも人的資本に投資した方が合理的です。
なぜなら、他人は自分のために働いてくれませんが、自分は自分自身のために真剣に働くだろうからです。
要するに、特に若いうちは人的資本への投資をしてスキルアップして年収をを上げていくことが合理的ということですね!!!
この自身の能力を一種の株式とする考え方はとてもメタ思考で合理的だと感じました。
最近、私も個の思考に近いことを考えていて、個別株について勉強しても中々安定したリターンが得られないので、何も考えず残ったお金をインデックスに回して、株の勉強に使っていた時間を自分のスキルアップの時間にしています。
これが人的資本への投資になっているということですね!年収が上がればの話ですが!!!Www
誰も知らない資産運用の常識~常識⑥資産運用の専門家は資産運用理論を無視している
また、運用利回りを上げるという項に対して「誰も知らない資産運用の常識」として常識が10個解説されていますが、その中でも常識⑥「資産運用の専門家は資産運用理論を無視している」について簡単にまとめておきます。
1990年にノーベル経済学賞を受賞したハリー・マーコウィッツが提唱した現代ポートフォリオ理論という分散投資を勧める投資理論があるとのこと。
この理論は複数の株を組み合わせた方が同じリスクでより高いリターンが期待できるということ数学的に証明しました。
この理論は証券会社にとってさまざまな金融商品を投資家に売りつける格好の口実で使えるので広く宣伝されています。
「卵は一つのカゴに盛るな」というやつですね。
ところが、マーコウィッツがノーベル賞を受賞した理由は別のところにあるとのこと。
彼は同じ統計学の手法を使って、最も効率的なポートフォリオとは市場全体に投資することであるということを発見しました。
要するにインデックスファンドに投資しなさいということです。
この発見は証券会社にとって非常に都合の悪いです。
なぜなら、ファンドマネージャーは存在価値を失い投資信託は不要になり証券業界は消滅するからです。
その後、同じくノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・トービンによって最適なポートフォリオを維持したまま投資のリスクを調整する画期的な方法が発見されました。
そのやり方は非常に簡単でインデックスファンドと国債を組み合わせるだけです。
リスクを取りたくない投資家は資産の半分以上を国債に充て、ハイリスクハイリターンを望む投資家は資産のすべてをインデックスファンドで保有すれば最も効率的な投資ができることをトービンはやはり数学的に完璧に証明しました。
これも証券業界では非常に評判の悪い理論です。
インデックスファンドは証券会社や銀行の窓口で売ってるし、今やインターネットでも簡単に購入できますから金融機関のファイナンシャルアドバイザーに相談する必要はありません。
ただ、本書ではインデックスファンドも上げ続ける相場でしか有効でないとされていて日本では使えないとなっています。
なので右肩上がりの米国インデックスが今は最適解なのかな?と個人的には思っています。
本書の一番の大トロ部分パート2「人生を最適設計するマイクロ法人の知識」については次回の記事にしようと思います!気になる方はぜひ!!!↓
まとめ
本書のパート1「人生を最適設計する資産運用の知識」では他にも
住宅ローンは信用取引と同じ!
や
30年後に手に入った「我が家」に価値はない!
などかなり興味深いワードも出てきますので詳しく知りたい方はぜひ本書を手に取ってみてください!!!
また、過去記事の両学長の「お金の大学」は、本書よりさらにとっつき易く分かりやすい内容になっていますので、↓に過去記事貼っておきますので参考にしてみてください!!!
ではまたー---!!!
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